明子さんが忘れ物を取りに来たのは、お店を締めようとした午後9時前だった。忘れ物はレジのすぐ近くにあることを僕は知っていたが、地下室で見かけたと嘘をついた。シャンプーした明子さんのいい匂いが、狭い地下室に充満していた。僕はもう我慢できない――。基本11枚合計129枚企画・制作:キンク文庫